oruguの日記

2013年10月から新たなスタート!妻子持ちだけどシェアハウスに一人暮らし。

音の聞こえない世界

温かいカフェオレが飲みたくて。どうしても飲みたくて。

会いたくて。どうしてもあなたに会いたくて。

あなたの暖かさに包まれたくて。大好きな、大好きなあなたに…

280円の松屋の牛めしでなく、

ミスドでドーナツ&ホットカフェオレ(430円)にしました。

どうも早くも金欠のoruguです。

 

冷たいカフェオレならコンビニで105円で買えるのですが

今日はどうしても温かいカフェオレが飲みたかったのです。

このような衝動に駆られたとき抑える強さが欲しいと思っています。

明日から座禅、始めようかな。Let's The Zen!

 

そんなこんなで今日はミスタードーナツに行ってきました。

オールドファッションハニーというQueen Of Sweetなドーナツを選びました。

どうしてこのドーナツを注文したのか忘れるくらいホットカフェオレに夢中でしたので

あまり覚えていませんが甘さを求めていたことは確かです。

「カ、カロリーを下さい。」と言いたかったのだと思っています。

 

 

ぼくは席に座りドーナツを1口大にちぎり、

ちまちまと少しずつ食べながら、

パソコンを取り出しカタカタしていました。

カフェオレは1回だけおかわりしました。

それでも気がつけば2時間過ごしていました。

我ながらよく粘ったとおもいます。

ノマドワーカーな気分を味わいました。

おかわり自由ということでしたが、2杯で充分だったということは

ぼくのホットカフェオレ欲求もそこまで大したことないことがわかります。

でも、「お気軽におかわりをお申し付けください。」と貼り紙がありますが、

ぼくにはプレッシャーにしか感じません。

たいてい店員さんに「少々お待ちください」と言われるからです。

だからいつも気の利いた店員さんが来るまでは

ぼくは口を閉ざしたままです。

店舗にもよるかと思いますが、

おそらく目安として1時間に1回くらいとか

マニュアルにも書いている気がします。

いっそのことそのマニュアルも店内に貼っていただきたいものです。

 

途中でぼくのドーナツとカフェオレにだけ

ハエがたかるという超アウェーな状態でしたが、

ぼくはハエと格闘しながらキーボードをカタカタしていました。

しかし、ぼくがカタカタしている隙をついて

ハエはぼくのドーナツのひとかけらに居座り続けていました。

 

気づいた時にはハエはニヤリとほくそ笑んでいました。

「さきほどから、どーも。いただいております。(ペロッ)」 

 

そう感じてしまったので、ぼくはあっさり敗北を認め、

潔くそのひとかけらをハエにあげました。

「お前もカロリー欲しいんだろ?うん、わかるよ。」と

いつの間にかぼくたちは和解していました。

数分前まであんなに血相を変えてハエを追い払っていたのに

心を許した途端優しくなれる。

まるでトムとジェリーの世界です。

ちなみにぼくはトム派です。断然トム派。

ぼくは自分の心の広さに感動しました。

もう座禅を始める必要はありません。

もはやブッダです。ぼくはブッダみたいな存在です。

 

ハエと和解をした後もぼくはカタカタしていました。

カフェオレのおかわりは自分から言い出すことが出来なかったので

1時間くらいしたときに店員さんが

「おかわりいかがですか?」と言ってくれました。

ここぞとばかり、少々食い気味だったのを抑えながら

「あ!?、良いんですか?お、お願いしますっ!」と

あたかもおかわり制度を知らなかったように言う始末です。

やっぱりぼくには座禅が必要なようです。

さっそく明日は早起きします。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 

そんなとき4人家族のファミリーがやって来ました。

父、母、姉、妹のファミリーです。

普段あまり周りを気にしないぼくですが、

そのとき気になりました。

まず、子どもは2人ともあまり年は離れていなかったように感じました。

おそらく双子ではないと思いますが

年子(としご)か2つ違いくらいだと思います。

どっちが年上かはぱっと見、わかりませんでした。

 

2人を見ていると姉が妹に対して手話を使っています。

妹も手話を使って返しています。

妹は耳に補聴器をつけていました。

(なるほど、妹は耳が不自由なのか。)

 

姉の耳には補聴器はついていません。

(それにしても姉は見事に手話を使いこなしているな、

 スゴイな。いつ覚えたのかな?)

 

今度は妹に向かって父が手話を使って何かを伝えています。

父はそれを理解し、慣れた感じで手話を使って会話しています。

(なるほど、でも父親も手話を使えるってスゴイな。勉強したんだろうな。)

 

でもよく見ると父親の耳にも補聴器がついていました。

(そっか、父親も耳が不自由なのか。なるほどなるほど)

 

そこで気になってレジで注文をとっている母親を見てみました。

特に手話は使っていませんでしたが、会話は聞こえません。

よく見ると、指差しで注文をとっていました。

でも補聴器はついていないように見えました。

(なるほど、母親も耳が不自由なのか。そうか、そうか。)

 

そうなると気になってもう一度姉を見てみました。

やはり姉は補聴器をつけていません。

店内では声を出していませんでしたが、

姉が耳が不自由なのかどうかは定かでありません。

 

そうなると、こうなります。

 

(耳が不自由)

父、母、妹

(どちらかわからない)

姉 

 

姉はどうなのか?

家族と会話するときは手話で普段はそうでないのか?

 

ぼくは今までこういったシチュエーションに出逢ったことがなかったので

どうなんだろうと考えていました。

・難聴は遺伝性もあるとは思うが、遺伝しないこともあるのか。

・仮に姉が健常者で、家で会話のない状態だったとすると、

 姉は家族とコミュニケーションをとるために手話を身につけたのか。

・普段の家庭環境では声に出す会話のない世界で

 どうやって通常の会話を身につけたのか。学校?

・母と姉は補聴器をつけていなかったが、どう違うのか?

 口の動きで相手の話を理解できるのか?それとも全く聞こえないのか?

 

考えれば考えるほど、よく分からなくなってきました。

もっとよく見たかったのですが遠くの席だったので

あまり見えませんでした。

でも、4人仲良くミスドに来てドーナツを食べている姿と

時折みせる笑顔を見ていると

ごくごく普通の家族で、あったかいなと感じました。

ホットカフェオレが2杯で済んだ理由がわかりました。

 

家族に飢えているせいか、

シェアハウスに帰って来て

いつものようにFacetimeをしたのですが、

3時間くらい喋りっぱなしでした(最長記録)。

家族との会話は大切なものなんだと改めて実感しました。

 

では!